- WS(ワークステーション)を含むパソコン類へUSBオーディオインターフェースをそのまま直接接続した場合、残留雑音が付いて回ります。何故なら、パソコン類は、デジタル機器であり基本的にオーディオの事は、略等閑視していますので、デジタル信号処理に伴う雑音が纏まり付きます。従いまして、オーディオ系へ接続する際は、デジタル機器からの高低周波ノイズは1Hz以上からMHz台の対策を特に検討注視する事が最低限必要な事です。(実際には、DCから数GHz台迄)
- 特にWS(ワークステーション)を含むパソコン類のUSB 用端子に供給されているDC5Vは、通常PC用スイッチング電源ですので、リップル等の雑音によりオーディオ用途等には使えないレベルです。
- アマチュア無線では、SDR機器が一般的に使用されていて、パソコン類に依るリモート接続も常用されています。この中で、USBオーディオインターフェースを接続した時の残留雑音問題は、略等閑視されています。 何故なら、雑音の中でのQSO(交信)ですので、USBオーディオインターフェースの接続時の残留雑音は余り問題になりませんでした。
- 処が、HiFiSSBを遂行する場合及び微弱信号受信時は、このUSBオーディオインターフェースを接続した時の残留雑音問題は、等閑視が不可能なレベルになります。
- 従いまして、このUSBオーディオインターフェースを接続した時の残留雑音対策(直流からGHz帯迄)を検討して、対策を講じた具体例を以下に示します。
- 対策を講じたUSBオーディオインターフェース等を接続した時の残留雑音は、聴感域では, -120dB未満(無雑音)です。
- 尚、USB-AケーブルからUSB-Cケーブル(要変換アダプター)へ変更する事は安定稼働の必須条件になります。それに伴い相当の残留雑音対策が出来ます。

ダイアグラム 1. USBオーディオインターフェース接続時の残留雑音対策用Noise Reduction フロー(評価試験用)
- USB Noise Filter部は、内部電源と切り替えて外部電源DC5Vへ接続できます。
- 外部電源用DC5Vの入力用コネクターは、USB Noise Filter部とUSB Isolator部に用意してあります。
1. USBケーブル
- USB-Aケーブル使用の場合は、全てUSB-C4ケーブルと変換アダプターへ交換します。
- USBオーディオインターフェースへの、USB-C4ケーブルからBオスコネクター変換の長さは、0.5mにします。
- 使用するUSBケーブルは、USB-C型を使い最大全長は、合計で4m以下にします。
- USB-CメスからUSB-Bオスへのアダプターコネクター及び、USB-CメスからUSB-Aオスへのアダプターコネクターを使って接続します。
- 尚、USB-AケーブルからUSB-Cケーブルに接続変更しますと、途端に雑音が減り静かになります。
- 参考用伝送速度は、USB-A:480Mbps、USB-C3:5Gbps、USB-C4:40Gbpsとなっております。
2. USBノイズフィルター
2-1.USB Noise Filter
- 信号用コモンモード雑音フィルター
- 電源用雑音フィルター(ノーマルモード/コモンモード)
- 外部5V電源入力端子
- FIDELIX社製 HiFi USB NOISE FILTER
2-2. Capacitor Array
- コンデンサーアレー等を使った外部DC5V~25V、最大10A電源用リップル等雑音除去用フィルター
- 本用途の電源容量は、DC5V1A程度になります。
- 静電容量0.6Fスーパーキャパシター使用、超低周波類リップル等除去用
- オーディオ用に重要
- Elprico Capacitor Array
1-3. DC5V電源ユニット
- 超低雑音DC5V電源ユニット
- 12W DC5V 最大2.4A
- 上記の1-2.Capaditor Arrayを使用する場合は、この容量が必要です。
- 電源雑音:<-134dBV(0.2μV)
- FIDELIX社製 ACアダプター 5V 12W
2. USB アイソレーター
- ADuM3165を使用したUSBアイソレーター
- 転送速度:480Mbps, 12Mbps, 1.5Mbps
- 5V出力電流:400mA
- 耐電圧:3.75kV rms
- 遅延時間:71~600ns
- グラウンドノイズ除去比:>50dB
- Nobsound U8PROを選択します。
- 筐体にシールド構造が必要ある場合は、Tapping TP527を選択します。

ダイアグラム2. USBオーディオインターフェース接続時の残留雑音対策用Noise Reduction フロー :オーディオ&アマチュア無線用

ダイアグラム3.USBオーディオインターフェース接続時の残留雑音対策用Noise Reduction フロー :アマチュア無線用
- オーディオ用及びアマチュア無線用には、USB Noise Filter 部のDC5V内部電源と外部電源切替スイッチは、用意されていません。外部電源接続用のコネクターが用意されています。
- 以上の対策を講じますと、Noise Reduction Levelが、120dB以上になり、雑音レベルが無雑音になります。

ダイアグラム4.USB-CスーパースピードとThunderbolt接続用フロー
- USBのタイプ別伝送速度とコネクター形式について、下記の表を参照してください。
- コネクターにアダプターが必要になる場合には、適切なアダプターを選定してください。
- 要注意は、ThunderboltのAdapter2-3になりますので、確認が必要です。

表1.USBのタイプ別伝送速度とコネクター形式一覧表
- 御質問等に関しましては、御手数で御座いますが、ja2gxu@cpost.plala.or.jp (@ → @)へ御連絡頂く様御願い申し上げます。